2018-05-11 【ソウサクノート】俳句 【ソウサクノート】 グラス揺れ 触れて弾ける ソーダの泡冷えた円座と 細い空は 陰になり結葉に 隠れ泣く子と 手をつなぎご褒美に 一人ひと箱 苺買う白重 おろした日の 通学路色香湛うて 水仙は笑み白重 袖を通して 通学路麦茂る 畑の道を 歩む鳥色香湛う 余花と三十路の 盛りは今結葉の 影にて友と(ひとり) 合図きき奥歯噛み 鈴蘭の根を 掘り起こし今一度 家族を思い 田を起こし海臨む 木立に隠れし 青歯朶や木苺を 空に掲げる 小さな手