ひとみなかみのしゅしょく_【メモ2】

★木こり・炭焼き職人(50歳)
元は腕の立つ、名の知れた剣士で、偉い人の母の許嫁であった。器量の良さを見初められ許嫁は、本人たちの意思と関係なく召し上げられてしまった。そのことが引き金になり山にこもる様になり、最後は剣も家も捨てた。家督を弟へ譲り、山で木こりと炭焼き職人として生計を立てている。

(空の女神の独白、男には女神の声は聞こえない)
「何やらあったらしい、欲しいものを取り上げられた赤子のようだ。」
「それにしてもこの男は、いい声で泣く(鳴く)。」
「もっと傍に寄りなさい。あなたの心の鳴き声をもっと私に聞かせなさい。」

★木こり・炭焼き職人の弟
生真面目で、融通の利かない性格。兄が山にこもってしまったときは大人げないと盛大に非難し、兄から家督を譲ると言われたときは無責任だと猛反発した。彼らの両親が弟を説得し家督を継がせた。親や目上の人など、権威のある者には逆らわない。自分のことは、人の上に立つタイプの人間ではないと思ている。大きな機械の歯車の一つが自分の器量には似合っていると心底思っている。

★年老いた巫女(チヤ)70歳
★現在の巫女 37歳
★巫女(双子)の母親 53歳
14歳で領主(偉い人)に嫁ぐ、16歳で双子を出産。偉い人の異常な性癖(虫のにまみれている女性にしか性的に興奮しない)につき合わされた可哀相な女性。虫の中で子供を孕んだ。
★村長の息子(次期村長)53歳
現在の巫女の母親がもともと嫁ぐ予定だった男性。
★現在の巫女の双子の片割れ 37歳
甘やかされて育ったため、とんでもなく世間知らずで、皆からバカにされている。そのことに気付いていても気にしない、強いハートの持ち主。

★鍛冶師 37歳
鍛冶師にしては、白髪交じりであるが、美しい整った顔立ちをしている。
★鍛冶師の妻 36歳
姉妹で山菜取りに山へ行き、そこで偶然に出会った。鍛冶師の風貌に一目ぼれして親に頼み込んで、結婚までもっていった。アグレッシブな面を持つ女性。鍛冶師には、心身尽くしているが、それが楽しいらしい。
★鍛冶師の妻の妹 34歳
山で偶然鍛冶師に出会った時に一緒にいた。彼女も鍛冶師に思いを寄せていた。山の中で薬草を採り、薬を作って生計を立てている。
★鍛冶師の息子 18歳
父親に負けず劣らずの美貌の持ち主。鍛冶師を継ぐことを嫌がり、現在は(先述の)叔母の家に家出中である。時々、叔母が不思議な目で自分を見ていることに気が付いている。薬草採りに付き合った時に、偶然出会った炭焼き職人の風貌に惹かれている。今は彼の元に弟子入りしたく、山に通い詰めている。
★鍛冶師の娘 14歳
兄が家族の元を離れて暮らしていることを気にしている。気にしていることを兄は知っており、非常に面倒だと思われている。
★鍛冶師の妻の妹の幼馴染 34歳
大工をしている。体格は非常によく、大柄で、のんびりした性格。自分のことに無頓着なせいもあって、未だに独身である。3歳上に兄がいる。