2019-05-13 吟じます_3 【ドクショノート】 ボクの口からこぼれた葉に キミは労りの雫をかけた口元がまがった さみしい笑顔でもってボクの季節は巡る キミの季節とは異なる早さでボクから伸びる若枝に キミは励ましの雫をかけた鼻にかかった声を さみしい笑顔でもってボクの季節は巡る キミの季節とは異なる早さでキミが愛でた花は枯れ 散ったのちに新芽が宿るボクの季節は留まることを知らずキミの季節は急くことを知らない新た咲く花をキミが愛でることはないけれどそれは寂しいことではないのだろう