2019-05-13 吟じます_2 【ソウサクノート】 ボクにとってキミは月のような存在だった夜になりさえすれば 見上げさえすれば いつもそこにいた小さな違和感も 些細な嘘も 見ないふり 気付かないそうやって 目を背け続けてボクは 自分の所在を見失ったキミはキミの所在を見失うことなく 過ごせていただろうかボクの新しい空には 夜になっても 見上げても キミはないキミの新しい空には 昼には太陽が 夜には満天の星があるといいキミのない新しい空の下は肌寒く ボクは背筋が伸びるのを感じた