お月さま旅に出る_【大筋】

 【大筋】
夜、月は星と話をしている
昼、ぼんやりお昼寝をしている
たまに夜通し眠ってしまい、昼間に眠くならず、起きていることがある。
そのときはとても退屈。話し相手はワシ岩と流れる雲だけ。
太陽はナルシスト、風は忙しく、海は無口
ワシ岩に近づくと、ワシ岩は木々の色の移り変わりや大小様々な動物たちの様子を教えてくれる
流れる雲は、あちらこちらで見かける不思議な建物の話をしてくれる
斜めに建っている塔や大きな三角形のお墓など
退屈そうな月を雲は散歩に連れだす。
ワシ岩に挨拶、海の裂け目のことを教えてもらい、海の中へ。
ウミヘビのお茶会に招かれ、海のことを楽しくおしえてもらう。
クラゲの演奏会、イワシのきらきらダンスを見て楽しく過ごす。
小さな魚の群れが泳いでいると光が当たってきらきらして見える、とか
長居をしてからヒトデ電話で星から帰ってこいコールを受ける。
あわてて帰って、夜に間に合う。
沢山、遊んだ月はぐっすり眠れそうです。
明日は、雲とどこへ行こうかと思いながら。